THエンゼルのブログ記事
2014 05/14 20:29
ガラスコーティング剤を輸出する際に、引火点と沸点(初留点)に留意しなければなりません。IATA(※1)では、液体の危険物を分類する基準として、国連GHS(※2)の引火性液体の分類基準に基づき、包装等級あるいは、容器等級を決めています。航空輸送に限らず海上輸送についても同様の法令などがあると考えられます。(参考)危険物国際輸送における留意...
2014 05/02 09:00
ウォータースポットの除去に、キンチョーさんのサンポールを使っても良いのか?とのご質問を複数頂戴しました。サンポールとは、ご存知のように便器に付着した尿石汚れを洗浄する酸性洗剤です。尿石は人の尿に含まれる成分に由来するカルシウム塩(炭酸カルシウム)が固着・堆積したものです。一方、ウォータースポット(別名:イオンデポジット)原因のひとつとし...
2014 05/01 12:55
このところ、無機ガラスコーティングと塗装の密着について記事をアップしているためか、 THエンゼルさんの「低分子シランガラスコーティング剤の密着性はどうなの?」というお問い合わせをいただいております。(参考)無機ガラスコーティングの耐久性 ~表面改質~無機コーティングが密着する理由 ~アクアミカの場合~ すべてのコーティング剤は「魔法のベ...
2014 04/29 11:02
またまた、興味深い話が舞い込んできました。以前ちまたの現場施工できるガラスコーティングは、非晶質(結晶ではない=アモルファス)なので、モース硬度は5程度であり、モース硬度7はあり得ない。と記事をアップしました。(参考)ガラスコーティング【モース硬度7】の不思議(参考)ガラスコーティングは結晶なの?(参考)ガラスコーティングにおけるクリス...
2014 04/28 13:36
前回記事でご紹介しました「超撥水・超撥油防汚コーティング実験を開始」について、お客さまから以下のような情報を頂戴しました。YouTubeの動画を高画質全画面(HD 1080P)表示すると、クルマ(日産ノート)の右半分が「つや消しに見える」とのことです。確かに高画質全画面(HD 1080P)にすると、向かって左半分(コーティングなし)に比...
2014 04/25 16:18
米国日産オフィシャル ニュースサイトによりますと、ヨーロッパ日産のテクニカルセンターにおいて、セルフクリーニング・コーティングの実験を開始したと発表しています。このセルフコーティングの技術は以前このブログ「超撥水コーティングの防汚性は最強!しかし、、」でも紹介した、米国の「Ultra-Ever Dry」をベースに開発を進めているようです...
2014 04/22 20:17
先日アップしました記事「無機ガラスコーティングの耐久性 ~表面改質~」において、無機ガラスコーティング密着性の問題をご紹介しました。これに対して、お客さまから下記のようなご指摘をいただきました。無機コーティングの代表格であるポリシラザン(パーヒドロポリシラザン・ペルヒドロポリシラザン)は、水酸基(-OH)や、カルボキシル基(-COOH)...
2014 04/18 17:13
弊社の低分子シランによる無溶剤ガラスコーティング剤をお試しいただいたお客さまのうち、十件のうち一件程度、下記のようなご質問をいただくことがあります。「溶剤を使用していないコーティング剤(無溶剤コーティング剤)なのに、引火性だし揮発性のニオイがあるのはナゼですか?」結論から申し上げますと、低分子シランのガラス化する成分そのものから揮発した...
2014 04/14 14:36
ガラスコーティングに関してときどき聞く怖い言葉。「無機溶剤を使用した無機ガラスコーティング剤」とか、「無機溶剤を使ってガラスコーティングする」このようなフレーズ「無機溶剤」を聞くたびにドキッとするのです。 我々コーティング業界において扱っているものは液体なので、「溶剤」というのは「ものを溶かす液体」と捉えています。ですから、「無機溶剤を...
2014 04/13 14:46
ちょっとショッキングな話です。コーティング業界の一部では「無機質の最強バリア」みたいな文句が、何とかの一つ覚えのように宣伝されています。 いつものように結論から言います。ポリシラザンなど無機ガラスコーティングは、塗装のような有機物に直接コーティング施工をした場合、密着力が弱いためコーティング被膜として残存できる時間が短いのです。 その弱...